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Grasshopperとは

皆さんこんにちは。久しぶりの投稿となりました。
今回は、昨今建築業界を賑わせているRhinoのプラグインの「Grasshopper」について、どのようなプラグインで、どのようなことができるのか実例を交えて解説していきます。

Grasshopperの概要

まずは、Grasshopperの概要について解説します。

Grasshopperは、Rhinoの標準プラグインで、Rhino上の3Dモデルをパラメトリックに動かせるものです。
以前は、標準プラグインでは無かったのですが、Rhino5よりRhinoをインストールするときに、一緒にインストールされるようになりました。

パラメトリックデザインとは

Grasshopperの勉強をしていく上で、よく聞くようになるのが、「パラメトリックデザイン」ということです。初めて聞いた時は、理解し難い単語だったのですが、勉強をしていく過程で理解してきました。

まずは、パラメトリックについてです。
パラメトリックは、英語で書くとParametric(Parameter の-ic形)と書きます。つまり、「パラメーター的に」と訳せます。「パラメーター的に」って言われてもどういうことかわからない方もいらっしゃるかもしれませんので、具体例を用いて解説していきます。

 

まずは、四角形を思い浮かべてください。四角形は、「幅」と「高さ」の二つの寸法で定義できますよね?

この寸法的に定義できる値を、パラメータ、つまり「変数」として扱うことでRhino上のモデルに可変性を与えて、デザインしやすくしようという概念が「パラメトリックデザイン」です。

Grasshopperの使用例

では、ここから使用例を2つほど紹介していきたいと思います。

スペーストラス

まずは、Grasshopperで作るデザイン検討ツールの中でも比較的簡単な「スペーストラス」のデザイン検討ツールです。

Rhino上にあるサーフェスに対して、スペーストラスを自動的に組んでくれるプログラムで、今回のパラメータは、以下の5個になります。

  • U方向の分割数
  • V方向の分割数
  • スペーストラスの厚み
  • スペーストラスの交点の位置
  • スペーストラスの構造部材の半径

これらの値を変更するだけで、スペーストラスのデザインを検討することができます。

日照分析ツール

次に紹介するのは、「日照分析ツール」です。このツールは、Grasshopperにプラグインとして「ladybug」を導入して、実際に日影分析をするものになります。昨今の環境志向の建築デザイン増加により、より一般的になりました。

このように、建物が地面に作る影などを分析して、設計に活かすことも可能です。
ladybugには、これ以外にも様々なコンポーネントがありますので、さまざまな環境因子を建築設計に活かすことが可能です。

最後に

このように、Grasshopperは自分のデザインの理論的裏付けを確認したり、意匠的なデザイン検討をする時に、非常に簡単にモデルを管理できる標準プラグインです。

Grasshopperが使えるようになるだけで、自身のデザインの引き出しが大きく増え、自分の表現の幅が広がります。

正直、皆さんが思っているほど、Grasshopperを使えるようになるハードルは高く無いので、ぜひ一緒にGrasshopperを習得していきましょう。