1.概要
Autodesk社が販売している3Dモデリングソフトウェアである。
また、レンダリング機能やシミュレーション機能もついており、建築物に対する様々な予測を行うことができる。
CADとしての機能もあり、設計からエスキス、施工までの全てのプロセスを1つのソフトで網羅しており、とても高性能なものである。
加えて、クラウドとつなぐことでスマホやタブレットから3Dモデルを見ることができ、エスキスやクライアントとの打ち合わせにも有効活用できるという点が挙げられる。
しかし、デメリットとして動作環境が厳しく、使用しているとPCが熱を持ったりする。
そのため、長時間使用していてPCが耐えられなくなると強制再起動になることがあり、長時間かけて作ったデータが消えることがあるので注意したい。
2.できること
3Dモデリング
レンダリング
シミュレーション
3.対応OS
Apple® macOS™ Mojave v10.14;Apple® macOS™ High Sierra v10.13; Apple® macOS™ Sierra v10.12
Microsoft® Windows® 7 SP1、Windows 8.1、Windows 10 (64 ビット版のみ)
4.動作環境
Autodesk Fusion 360 の動作環境 | |
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オペレーティング システム | Apple® macOS™ Mojave v10.14;Apple® macOS™ High Sierra v10.13; Apple® macOS™ Sierra v10.12 注: Mac® OS® X v10.11.x (El Capitan)のサポートは、2019 年 1 月で終了。 Microsoft® Windows® 7 SP1、Windows 8.1、Windows 10 (64 ビット版のみ) |
CPU の種類 | 64 ビット プロセッサ(32 ビットはサポートされていません) |
メモリ | 3 GB の RAM (4 GB 以上を推奨) |
グラフィックス カード | 512MB 以上の GDDR RAM (Intel GMA X3100 を搭載しているカードを除く) |
ディスク空き容量 | 2.5 GB |
ポインティング デバイス | マイクロソフト社製マウスまたはその互換製品、Apple Mouse、Magic Mouse、MacBook Pro Trackpad |
インターネット | ADSL 以上のインターネット接続速度 |
5.対応ファイル形式
- Autodesk Alias (.wire)
- AutoCAD DWG (.dwg)
- Autodesk Fusion 360 (.f3d、.cam360)
- Autodesk Inventor (.ipt、.iam: Inventor 2019 まで)
- CATIA V5 (.CATProduct、.CATPart)
- DXF (.dxf)
- FBX (.fbx)
- IGES (ige、iges、igs)
- NX (prt)
- OBJ (.obj)
- Parasolid (.x_b、.x_t)
- Pro/ENGINEERとCreo Parametric (.asm、.prt)
- Pro/ENGINEER Granite (.g)
- Pro/ENGINEER Neutral (.neu)
- Rhinoceros(.3dm)
- SAT / SMT(.sab、.sat、.smb、.smt)<ver7まで>
- SolidWorks(.prt、.asm、.sldprt、.sldasm – SolidWorks 2018まで)
- STEP (.ste、.step、.stp)
- STL (.stl)
- Sketch Up(.skp)
- 123D(.123dx)
6.価格
学生版:無料
1月:¥ 7,560
1年:¥ 60,480
3年:¥163,296
趣味の工作やスタートアップでは無料で使える可能性があり!
自身が対象かどうかの確認はこちら(英語)
7.まとめ
このソフトウェアは建築には申し分ない機能を備えているが、動作環境が厳しい点などから、まだまだ広まっていない。
SketchUpのほうが使用人数が多いため、ファイルの共有などの点ではFusion360の方が難がある。
しかし、デフォルトでレンダリング機能がついている点では優れている。
また、Sketch Upは現実的に建築できないようなものも建ってしまうが、Fusion360はシミュレーション機能があるため、それを未然に防ぐことができる。
その点では、建築初心者でも楽しく建築が楽しめるのではないかと思う。
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